鍵交換 MIWA サムラッチ錠(OEM商品)

 ホームページを見ていただいたお客様から鍵交換の見積りの依頼を頂いた。

 お客様が購入された物件に、お客様と時間をあわせてお伺いし玄関扉を見せていただいた。



 上側の MIWA TE系のシリンダーは、問題なく交換できるが、下側の MIWA THM 系のサムラッチ錠が

問題だ。 MIWA が作ったOEM商品だと思うのだが、このタイプのシリンダーは初めて見た。





 お客様の希望としては上下同一キーで、出来ればディンプルキーがベストのようだ。

 既製品で交換できるシリンダーが無いことをお伝えして、錠前全部を交換して

ディンプルキー化することができる他メーカーの商品をカタログでお見せしたのだが

お客様の反応はあまり良くなかった。 どうもデザインがアンティーク過ぎたようだ。

 このドアのデザインには、たしかに現在付いている錠前のほうが似合っているし、この錠前自身も

取手や、飾り座部分が、真鍮の鋳物でできていて高価な錠前であったことが予想でき,

外して捨ててしまうのはもったいない気がする。

 ということで、鍵穴の方を錠前に合わせることにした。つまり、シリンダー(鍵穴部分)を錠前に合わせて

作ってしまう事にし、お客様もそのほうが良いということで見積もりに OK を頂いた。



 まあ、作ってしまうと言っても、なにも無いところから作るのではなく、この錠前に合わせて

仕様を変更するという方が正しい。今回ベースとして使用するのは、WEST 917 554 というシリンダー。

まずは、上側に取り付ける WEST 917-LS23 というシリンダーと同一キーで使用できるように組み替え、

テールピースをシリンダー本体に合うように加工した角芯タイプのものに取替えた。



シリンダー外側のカラーは、長さが欲しかったため WEST 222 のカラーを使用しました。

これでほぼ下準備は完了。後は本体を少し加工するだけ。

 お客様とお約束した日時にお伺いして、さっそく作業に取り掛かった。

 錠前を分解して、シリンダーを取り付ける飾り座からじゃまになるものを取り外し加工作業をはじめる。



 このシリンダーを飾り座に固定するための穴を2ヶ所開けるのだが、できるだけ正確な位置に

穴を開けたかったので WEST 554についているベースプレートを使って治具を作り、シリンダーを

ビスで呼び込むための穴を開けた。本体側の加工はたったこれだけ。

 さっそくシリンダーを取り付け、取り付け位置に差し込み鍵で施解錠を繰り返してみる。

 なかなかいい感じに取り付けることができそうだ。調整しながら錠前を組み付けていく。



下側の主錠が完成。続いて上側の補助錠のシリンダーを交換していく。

 この扉にはガラス部分も多いため内側のサムターンを、日本カバのセーフティーサムターンに交換して

ガラスを割られて手を突っ込まれても鍵を開けられないように対策を施し作業が完了した。



 お客様に喜んでいただいて私も大変嬉しいのですが、もしこの錠前に不具合や、違和感を感じたら、

すぐにお電話ください。 ご依頼、誠に有難うございました。



鍵の交換 ・ 錠前の交換 ・ 鍵の取付は、ぜひ、住吉ロックサービスにお任せ下さい。



【ご注意】 子鍵の写真は同種類のイメージ画像です。

















 





 

2012-2-26

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