2012-1-5
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■名前:岡田 圭右 ■皆様へ一言 初めまして、代表の岡田です。安心・格安・迅速をモットーに日々活動いたしております。錠前を通して、皆様の生活を守るお手伝いが出来ればと思っております。
1級認定技術資格者
オーナー様所有の賃貸マンションに、空室ができたので既存の鍵の交換と新たに補助錠を取り付けて、
上下の鍵を同一キーで施解錠できるようにしてほしいとの事だ。
空室ができるたびに、お仕事を頂いているので、メーカー・錠種も全て把握しているため、
事前に使用する錠前とシリンダー(鍵穴)を、同一キーに組み替えてから現場のマンションに向かった。
今回加工取り付けするのは、この公団用鉄扉ドアに補助錠を取り付ける。
補助錠としては、最もスタンダードな MIWA U9 NDZ-1 を使用する。
このドアの鉄板の厚みは2ミリ近くあるので割と頑強に取り付ける事ができるため、
私はこのタイプのドアを加工するのは好きだ。
取り付け位置を決め,シリンダーの入る穴をホールソーで開けてから、
シリンダーとシリンダー取り付け板を組み付けていき、位置確認してから、
錠前本体を止めるビス穴を加工していく。
加工完了後、錠前本体を取り付け動作を確認してから、ストライク(受座)を取り付ける。
本来、強度を出すためには、枠に彫り込んで受座を取り付ける方が強いのだが、予算の関係もあって、
箱受を取り付けていく。それでもある程度の強度は確保したいので、4点止めの箱受を使用している。
私の場合は取り付け位置を決めてから、1点だけビスを止めて仮止めしてからアソビと、
再度位置を確認をしたのち、残りの3点を止めていく。
このアソビ(ガタ)を作る感覚は、取り付ける鍵屋さんによって多少異なる。
アソビを多くつけすぎると施錠してノブを回して引っ張った時に、ガタツキが多すぎて
安心感に欠ける様な気がする。
逆にアソビ(ガタ)が少なすぎると地震等がおきて枠がゆがんだりした時に
ドアが開きにくくなったりする場合が考えられるため、やはりある程度のアソビは必要だと思う。
ちなみに私が取り付ける時に理想として考えるのは、「ある程度アソビを持たせて、
施錠時に安心感が感じられるアソビ(ガタ)をつける。」 で、要はバランスが大事だと思っています。
全てのビスを本締めしてから動作確認して取り付け作業は完了です。
次に既存の鍵の交換作業に取り掛かる。30年~40年位前に建ったマンションや公団住宅で、
たぶん最も使われているタイプの MIWA PMK が付いている。
まずはドアから錠前本体を取り外してから、古いシリンダー(鍵穴)を分解して取り外してゆく。
シリンダーを取り外してから可動部分にグリスアップして再度新しいシリンダーを組み付け、
ドアに錠前を取り付ける。これで、上下の鍵が同一キーになり交換作業も完了した。
鍵の動作確認とともに、ドアヒンジ・ドアクローザーも合わせてチェックし、不具合がないか確認をして、
作業完了とした。 【注意 :子鍵の画像はサンプルイメージです】
補助錠の取り付け、鍵取り付け、鍵交換は、ぜひ、住吉ロックサービスにおまかせください。